対応バージョン： i-FILTER Ver.9
対応OS： すべてのOS

「i-FILTER」Ver.8.x 環境の設定をVer.9に移行する場合には、以下の手順を
実施してください（本FAQでは下記2パターンの手順を記載しています）。

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※ i-FILTER Ver.9 は旧バージョンとライセンス形態が異なるため、専用の
　　シリアルナンバーが必要です（Ver.8.xまでのシリアルNo.はご利用できません）。
　　Ver.9専用シリアルナンバーの取得方法については、「FAQ.2884」をご確認ください。

※i-FILTER Ver.9のシリアルナンバーが発行されると、Ver.8のシリアルナンバーは
　「翌月末」に利用できなくなります。

※ 「i-FILTER」Ver.8 の設定を引き継いだ場合、「i-FILTER」Ver.9 固有の機能を
　　使用するために最適化された初期設定がVer.8の内容になるため、手動設定が
　　必要です。詳細は「FAQ.2880」を参照ください。

※ 設定同期機能をご利用の場合は、異なるバージョン間での同期が実行されないよう
　　作業前に設定同期を無効にしてください（すべての「i-FILTER」が同一バージョンに
　　移行された後に設定同期を有効にしてください）。

※ 作業前にVer.8 設定ファイル(<インストールディレクトリ>/conf/ディレクトリ一式)の
　　バックアップを取得してください。
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（1）既存サーバーにインストール(Ver.8 サービス停止)

　＜移行イメージ＞


「i-FILTER」Ver.8 がインストールされているサーバーに「i-FILTER」Ver.9を
インストールします。この際、「i-FILTER」Ver.8 サービスは停止にします。

この方法では、万が一「i-FILTER」Ver.9が正常に動作しない場合に、
「i-FILTER」Ver.8 のサービスを開始することで素早く以前の環境へ
切り戻すことが可能です。

　※ 「i-FILTER」Ver.8と「i-FILTER」Ver.9のサービスは同時に起動することは
　　　できません。どちらかのサービスは停止するようお願いします。


（2）新規サーバーにインストール

　＜移行イメージ＞


「i-FILTER」Ver.8 がインストールされているサーバーとは別のサーバーを
用意し「i-FILTER」Ver.9をインストールします。

※ 「i-FILTER」Ver.9 が正常に稼働することを確認してから
　  「i-FILTER」Ver.8 サーバーを撤去

「i-FILTER」Ver.8と「i-FILTER」Ver.9を別サーバーで稼働させる場合には
こちらの手順をご利用ください。


■詳細手順

（1）既存サーバーにインストール(Ver.8 サービス停止)
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1．「i-FILTER」Ver.8 サービスを停止

　<Windows版>
　Windowsサービスメニューより「i-FILTER Ver.8」を停止

　<Linux版>
　# /etc/init.d/ifilter8 stop

2．「i-FILTER」Ver.8 サービスの自動起動を無効化

　Ver.8とVer.9を同時起動することはできないため、Ver.8 の
　サービス自動起動を無効に設定してください。

　<Windows版>
　Windowsサービスメニューより「i-FILTER Ver.9」のプロパティから
　「スタートアップの種類」を手動に変更

　<Linux版>
　起動スクリプトファイルをリネーム

　# mv /etc/rc.d/rc3.d/S97ifilter8 /etc/rc.d/rc3.d/_S97ifilter8
　# mv /etc/rc.d/rc5.d/S97ifilter8 /etc/rc.d/rc5.d/_S97ifilter8

3．「i-FILTER」Ver.9インストールディレクトリを手動作成

　Ver.9 インストール先ディレクトリ(空ディレクトリ)を作成します。

　<Windows版>
　C:\Program Files\Digital Arts\i-FILTER Proxy Server Ver.9\

　<Linux版>
　# mkdir　/usr/local/ifilter9

4．「i-FILTER」Ver.8.x 設定ファイル(ディレクトリ一式)をコピー

　手順「3.」で作成した空ディレクトリに、Ver.8用の
　設定ファイル(confディレクトリ)をコピーします。

　<Windows版>
　[コピー元]
　C:\Program Files\Digital Arts\i-FILTER Proxy Server Ver.8\conf\
　
　[コピー先]
　C:\Program Files\Digital Arts\i-FILTER Proxy Server Ver.9\conf\

　<Linux版>
　# cp -f -r /usr/local/ifilter8 conf /usr/local/ifilter9

5．「i-FILTER」Ver.9をインストール

　<Windows版>
　i-FILTER-Proxy-9.**_**-R**_YYYYMMDD.exeを実行

　<Linux版>
　# rpm -Uvh i-FILTER-Proxy-9.**_**-R**_YYYYMMDD.x86_64.rpm

　※インストール先は手順「3.」で作成したディレクトリを指定します

6．「i-FILTER」Ver.9 サービスを再起動

　SSL Adapter機能を有効化するためにサービスを再起動する必要があります。
　（参考「FAQ:2978」）


（2） 新規サーバーにインストール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1．「i-FILTER」Ver.9インストールディレクトリを手動作成

　Ver.9 インストール先ディレクトリ(空ディレクトリ)を作成します。

　<Windows版>
　C:\Program Files\Digital Arts\i-FILTER Proxy Server Ver.9\

　<Linux版>
　# mkdir　/usr/local/ifilter9


2．「i-FILTER」Ver.8.x 設定ファイル(ディレクトリ一式)をコピー

　手順「1.」で作成した空ディレクトリに、旧サーバーからVer.8用の
　設定ファイル(confディレクトリ)をコピーします。

　<Windows版>
　[コピー元(旧サーバー)]
　C:\Program Files\Digital Arts\i-FILTER Proxy Server Ver.8\conf\
　
　[コピー先(新サーバー)]
　C:\Program Files\Digital Arts\i-FILTER Proxy Server Ver.9\conf\

　<Linux版>
　# cp -f -r /tmp/ifilter8/conf/ /usr/local/ifilter9/conf/

　※ 旧サーバーの設定ファイルを一時的に「/tmp/ifilter8/conf/」に
　　　コピーしていると仮定しています。


3．「i-FILTER」Ver.9をインストール

　<Windows版>
　i-FILTER-Proxy-9.**_**-R**_YYYYMMDD.exeを実行

　<Linux版>
　# rpm -Uvh i-FILTER-Proxy-9.**_**-R**_YYYYMMDD.x86_64.rpm

　※インストール先は手順「2.」で作成したディレクトリを指定します


4．「i-FILTER」Ver.9 サービスを再起動

　SSL Adapter機能を有効化するためにサービスを再起動する必要があります。
　（参考「FAQ:2978」）