➀ 日々、定期的なお手入れの実施が表皮を長持ちさせることになります。
② 直射日光や冷暖房が直接あたる環境は避けることで、表皮の劣化を抑制できます。
③ いつも同じ場所に座らず、ローテーションすることで部分的なヘタリを抑制できます。
合成皮革とは
基布に合成樹脂(ポリウレタン:PUや塩化ビニール樹脂:PVCなど)を付着させ
天然の皮革の風合いに加工されたものです。
一般的に性質が均一で価格面で有利なこと・お手入れが楽なことなど
天然の皮革に対して有利な点があります。
一方で、天然皮革の手入れをおこないながら使用された場合に比べ
耐久性や天然の皮革が持つ独特の風合いという点ではおとります。
【 ➀合成皮革の使用による劣化状態 】
・汗や整髪料などの油分、飲み物やペットのおしっこなどの水分が付着した状態で
長時間放置を繰り返すと「 加水分解 」を起こし
表面がボロボロになり剥がれてきます。
※「 加水分解 」=化学物が水と反応して発生する分解反応。
・お部屋のレイアウトなどによりいつも座る場所が同じになりがちの場合
引っ張られる力や衣類との摩擦で表皮の剥がれや破れが発生してしまいます。
【 ②合成皮革の使用環境による劣化原因 】
・直射日光(紫外線)があたりやすい場所
・温度や湿度変化の激しい場所(エアコン・冷暖房が直接あたるなど)
このようなところに設置すると表皮の劣化が進み
表面がボロボロになり剥がれてきます。
【 ③座面・背もたれ内部の使用による劣化原因 】
ご使用の際に荷重がかかる場所ですので
内部クッション材の復元力が低下してヘタリが発生します。
また、ウレタンも加水分解を起こすため定期的に部屋の換気を実施してください。
※「 クッション材 」=ウレタン・綿・エラスベルト(ゴム)・スプリング類
合成皮革やクッション材はご使用とともに劣化するものであり
劣化そのものをなくすことはできませんが
お手入れによって遅らせることができます。
長くご使用いただくために、最初におつたえした下記の内容が重要となります。
・定期的な表皮のお手入れ
・日光、冷暖房が直接あたらない使用環境
・座る位置のローテーション
お手入れ方法は、こちらをご確認ください。
≫ 合成皮革(合皮)ソファのお手入れ方法