Q 電池を取扱う際の注意点について教えてください
A ご家庭の様々な所に必ずと言って良いほど利用されている「電池」について
ご紹介いたします。
身近に利用されている電池は、正しく使えば便利で安全ではありますが、
使い方を誤るとさまざまな事故が発生します。
◎電池の事故について・・・・
電池の事故には、「漏水」・「発熱」・「その他」があります。
液漏れ…電池内部から電解液が漏れ出す現象。
(液体に触れると火傷を起こすことがあります。)
発熱 …電池に異常な電流を流すと、手で持てないくらいの熱が発生する現象。
その他…短寿命、破裂、接触不良などの現象。
◎なぜ、以上のようなことが起こるのか・・・・
原因は様々ですが、大半は取扱いの不備、
「過放電」・「逆挿入」・「ショート」が原因です。
過放電 …機器を作動させることができない電圧まで放電している状態で
電池を放置すること。
逆挿入 …電池のプラス、マイナスを機器の指示と逆に入れること。
ショート…電池のプラス、マイナスを金属などの導電性のもので
接続させた状態のこと。
◎電池による事故を未然に防ぐために・・・・
・使わなくなった機器に電池を入れっぱなしにしない。
・電池の向きをよく確認して使用する。
特に注意しなくてはならないのは、複数個の電池を直列使用する場合です。
・新品電池・使用済み電池を保管するときに金属類などの電気を通すものと
一緒に保管しない。
・新旧電池を混在して使用しない。
・電池には様々な大きさのものがあり特に小さなボタン型・コイン型の電池は、
小さなお子様が飲み込んでしまう可能性があるため注意してください。
飲み込んでしまうと消化器官を損傷させる恐れがあります。
・各種電池の捨て方はお住まいによって異なります。自治体の案内に従ってください。
電池は、様々なところで利用されている大変便利なものではありますが、
一度、使用方法や保管方法を誤ると大きな事故につながりかねません。
電池の特性をご理解いただきご使用してください。
上記事項に関しましては、下記も合わせてご参照ください。
NITE 独立行政法人 製品評価技術基盤機構
≫ 電池の取扱いについて