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FAQ_URL:https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=2710
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最終更新日 2020/11/17 |
FAQ_ID:2710 |
Business >
D-SPA >
その他
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「D-SPA」特定のリクエストのみ『D-SPA』を経由させない設定は可能ですか
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対応バージョン: D-SPA Ver.2 Ver.3 Ver.4
可能です。
「D-SPA」では、HTTPプロキシのリクエスト後の通信を制御するため、
リクエスト前の除外設定をするにはクライアント側の設定が必要です。
本FAQでは下記除外条件でD-SPAを経由せずに直接Webページを参照する
4つの設定手順例を記載します。
■除外条件
URL内のホスト名( <http(s)://xxxx/yyyy/zzzz/>の「xxxx」部分)が
下記条件に合致した場合、「D-SPA」(192.168.2.180:15080)を経由しない。
・「192.168」から始まる
・「.daj.local」で終わる
・「dajtest」を含む
**********************************************************************
※ 本手順は、 Microsoft社製品のInternetExplorerおよび
ActiveDirectory(グループポリシー)の設定手順例となります。
弊社環境での確認は行っていますが、動作を保証するものではないため、
手順に関する質問や設定変更によって生じた問題等についてはサポート対象外となります。
▽参考資料:Microsoft社「TechNet」自動ブラウザー構成を構成する
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc726038.aspx
【動作確認環境】
・ドメインコントローラ: Windows Server 2008
・クライアント端末: Windows 7 (Internet Explorer 9)
**********************************************************************
■設定手順
(1)クライアント個別に例外を設定
(2)クライアント個別に自動構成スクリプトを設定
(3)グループポリシーで例外設定を配信
(4)グループポリシーで自動構成スクリプト設定を配信
(1)クライアント個別に例外を設定
=========================================================
コントロールパネルもしくは、InternetExplorer[ツール]から
「インターネットオプション」を起動し以下を設定
▽設定箇所
[ 接続(タブ) > LANの設定 > 詳細設定 > 例外 ]
▽設定内容(セミコロン区切り)
192.168.*;*.daj.local;*dajtest*
(2)クライアント個別に自動構成スクリプトを設定
=========================================================
1. 自動構成スクリプトファイル(proxy.pac)を作成
▽ファイル名「proxy.pac」(テキスト形式)
--------------------------------------------------------
function FindProxyForURL(url,host)
{
if (shExpMatch(host, "192.168.*")) {return "DIRECT";}
if (shExpMatch(host, "*.daj.local")) {return "DIRECT";}
if (shExpMatch(host,"*dajtest*")) {return "DIRECT";}
else {return "PROXY 192.168.2.180:15080";}
}
--------------------------------------------------------
2. 社内にHTTPサーバーを構築し自動構成スクリプトファイルを設置
▽URL例
http://server/proxy.pac
3. コントロールパネルもしくは、InternetExplorer[ツール]から
「インターネットオプション」を起動し以下を設定
▽設定箇所
[接続(タブ) > LANの設定]
▽設定内容
[〆]自動構成スクリプトを使用する
└ アドレス[http://server/proxy.pac]
(3)グループポリシーを使用して例外設定を配信
=========================================================
1. ドメインコントローラーで「グループポリシーの管理」を起動
[スタート > すべてのプログラム > 管理ツール > グループポリシーの管理]
2. グループポリシーの管理で対象ドメインの「Default Domain Policy」を編集
[対象のドメイン > グループポリシーオブジェクト > Default Domain Policy]
└「右クリック → 編集」
3. グループポリシー管理エディターで「プロキシの設定」を編集
▽設定箇所
[ユーザーの構成 > ポリシー > Windows の設定 >
Internet Explorer のメンテナンス > 接続]
└「プロキシの設定 → ダブルクリック」
▽設定内容
[〆]プロキシの設定を使用する
・[プロキシサーバー]に「D-SPA」を指定
・[例外]に以下を設定
--------------------------------------
192.168.*;*.daj.local;*dajtest*
--------------------------------------
4. InternetExplorerに設定が反映されていることを確認
ドメインに参加しているクライアント端末にて、次回ログオン時より
InternetExplorer に設定が反映されます。
※ログオン中のユーザーはコマンドプロンプトで「gpupdate /force」を
実行することで設定が反映されます。
(4)グループポリシーを使用して自動構成スクリプト設定を配信
=========================================================
1. 自動構成スクリプトファイル(proxy.pac)を作成
▽ファイル名「proxy.pac」(テキスト形式)
--------------------------------------------------------
function FindProxyForURL(url,host)
{
if (shExpMatch(host, "192.168.*")) {return "DIRECT";}
if (shExpMatch(host, "*.daj.local")) {return "DIRECT";}
if (shExpMatch(host,"*dajtest*")) {return "DIRECT";}
else {return "PROXY 192.168.2.180:15080";}
}
--------------------------------------------------------
2. 社内にHTTPサーバーを構築し自動構成スクリプトファイルを設置
▽URL例
http://server/proxy.pac
3. ドメインコントローラーで「グループポリシーの管理」を起動
[スタート > すべてのプログラム > 管理ツール > グループポリシーの管理]
4. グループポリシーの管理で対象ドメインの「Default Domain Policy」を編集
[対象のドメイン > グループポリシーオブジェクト > Default Domain Policy]
└「右クリック → 編集」
5. グループポリシー管理エディターで「自動ブラウザー構成」を編集
▽設定箇所
[ユーザーの構成 > ポリシー > Windows の設定 >
Internet Explorer のメンテナンス > 接続]
└「自動ブラウザー構成 → ダブルクリック」
▽設定内容
[〆]自動構成を使用する
└ 自動プロキシURL[http://server/proxy.pac]
6. InternetExplorerに設定が反映されていることを確認
ドメインに参加しているクライアント端末にて、次回ログオン時より
InternetExplorer に設定が反映されます。
※ログオン中のユーザーはコマンドプロンプトで「gpupdate /force」を
実行することで設定が反映されます。
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