対応バージョン： i-FILTER Ver.9 / Ver.10
対応OS： すべてのOS

管理画面[システム / 上位プロキシサーバー / サーバー設定]の
上位プロキシサーバー情報は、IPアドレスもしくはホスト名(ドメイン名)での
登録が可能です。

■ホスト名登録時の動作仕様
ホスト名登録の場合、「i-FILTER」がホスト名に対して名前解決を実施するタイミングは下記のとおりです。

（1）「i-FILTER」サービス起動時 　（2）[システム / 上位プロキシサーバー / サーバー設定]変更時 　（3）[システム / 上位プロキシサーバー / 基本設定]の「定期名前解決」で指定した間隔

　※DNSサーバーからレスポンスされたキャッシュTTLは考慮されません。
　※「定期名前解決」は Ver.9.40R01 で追加された機能です。旧バージョンをご利用の場合や
　　設定が無効の場合、上位プロキシサーバー設定時もしくは「i-FILTER」サービス起動時に
　　取得したIPアドレス情報を継続して利用します。

■名前解決成功時の挙動
名前解決に成功した場合、該当ホスト名のIPアドレスをメモリ上にキャッシュします。
キャッシュした情報は、次の名前解決実施タイミング（上記(1)～(3)のいずれか）まで保持し続けます。

■名前解決失敗時の挙動
上位プロキシホスト名の名前解決に失敗した場合、リトライは行いません。
次の名前解決実施タイミング（上記(1)～(3)のいずれか）まで該当の上位プロキシは使用されません。
もしも上位プロキシがその1つしか設定されていない場合は、上位プロキシを経由せずに
「i-FILTER」から直接インターネットに通信を行おうとします。
また、成功・失敗いずれの場合も、それまで保持していた前回名前解決時にキャッシュした
IPアドレス情報はクリアされます。

■ホスト名登録時の注意点
・ホスト名登録の場合、上位プロキシサーバーのIPアドレスが頻繁に変更される環境では、
　正しいサーバーへ通信が行われなくなる可能性がありますので注意が必要です。

・DNSラウンドロビンによる上位プロキシサーバーの冗長化は行えません。
　上位プロキシサーバーの冗長化は、IPアドレスによる複数サーバーの登録と、
　[システム / 上位プロキシサーバー / 基本設定]「バランシング」による設定を
　検討してください。

・上位プロキシが1つしか設定されていない場合、名前解決に失敗すると上記の通り
　「i-FILTER」から直接インターネットに通信を行おうとします。
　上位プロキシ経由した場合のみインターネット接続を許可している環境の場合は、
　「i-FILTER」を経由したインターネット通信ができなくなりますので注意してください。