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FAQ_URL:https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=3038
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最終更新日 2020/05/21 |
FAQ_ID:3038 |
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ネットワーク
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「i-FILTER」スレッド数の仕様について教えてください
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対応バージョン:i-FILTER Ver.9 / Ver.10
対応OS:すべてのOS
「スレッド」とは、HTTPプロキシ通信やフィルタリング処理を行う「i-FILTER」の
メインプロセスである「if_proxy」内の最小実行単位です。
「i-FILTER」は、プロセス内で複数のスレッドを処理させることで
クライアントからの多数のリクエストに対して同時接続を実施しています。
クライアントからHTTPリクエストがあった場合、ひとつのセッションに対して
1スレッドを消費して処理をするため、[ 同時接続数=スレッド数 ]となります。
この数を超えるリクエストは処理待ち状態となるため、スレッド不足は
通信遅延に影響します。
※「i-FILTER」を経由する通信については、アクセス結果やフィルターアクションに関わらず
スレッド数を消費します。
■管理画面設定項目
[Ver.10]
[ システム / システムパラメーター / システム機能設定 ]
└ [ プロキシサーバー設定 ] > [ スレッド数 ]
[Ver.9]
[ システム設定 / システムパラメーター設定 / システム機能設定 ]
└ [ プロキシサーバー設定 ] > [ スレッド数 ]
※「i-FILTER」<->クライアント間で使用するスレッド数の設定です。
「i-FILTER」<->Webサーバー間で使用するスレッドはクライアントからの
リクエストに応じて無制限に作成されます。
■スレッド使用の概略
① スレッドはクライアントからのリクエストに対してコンテンツを返す
HTTPプロキシ通信やフィルタリングなど「i-FILTER」の基本処理を行います。
② クライアントは「i-FILTER」と複数セッションを確立する場合があります。
その場合はセッション数に応じたスレッドを消費します。
③ Keep-Aliveが有効の場合、ひとつのセッションで複数のリクエストを送信します。
その場合「i-FILTER」のスレッド消費は「1」となります。
■スレッド数(同時接続数)の目安
HTTPリクエストの多くは、1秒未満で処理されます。
また、すべてのクライアントが常にHTTP通信を実施している状況は
考えにくいため、必ずしも「クライアント数と同数のスレッド数」が
必要にはなりません。
ただし、「Microsoft 365 (旧称 Office 365)」「Google Workspace 」といったアプリケーションを
利用する場合、多数のスレッドが専有される事象を確認しており、
必要なスレッド数は環境に左右されます。
なお、管理画面から「使用中スレッド数」の確認が可能です。
▼参考FAQ
「i-FILTER」管理画面[システム機能設定]「スレッド数」「プロセス数」設定の目安はありますか。
https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=2831
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