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トラブルシューティングガイド


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FAQ_URL:https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=3039
  FAQ_ID:3039
Business > i-FILTER Ver.9/Ver.10/Reporter > システム構成
Business > i-FILTER Ver.9/Ver.10/Reporter > ネットワーク
 
「i-FILTER」 スレッド数(同時接続数)が不足した場合はどのような動作になりますか
対応バージョン:i-FILTER Ver.8 Ver.9 Ver.10
対応OS:すべてのOS

クライアントからのリクエストが「i-FILTER」で設定しているスレッド数を超えた場合、
スレッドの処理待ち状態となり、Webアクセス遅延やタイムアウトが発生します。

関連FAQ:
「i-FILTER」のスレッド数の仕様について教えてください
https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=3038

「i-FILTER」 アクセスが多い時間帯にインターネット接続への遅延やタイムアウトが発生するのは何故ですか
https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=2225


■通信シーケンス

スレッド不足による遅延が発生するタイミングを、HTTPリクエストから
レスポンスまでの通信シーケンス図をもとに解説します。




クライアントは、「i-FILTER」で設定しているLISTENポートに対して
   TCPセッションを確立します。 (3ウェイハンドシェイク)

  このタイミングで、netstatコマンドを実施した際の
  TCPステータスは「ESTABLISHED」となります。

クライアントがHTTPリクエストを送信します。
   (OSはTCP[ACK]を返します)

  「i-FILTER」(if_proxy)のスレッドが不足していない場合は、
  accept()されフィルターやプロキシ通信などの処理が行われます。

  スレッドが不足している場合、バックログと呼ばれるOSのキュー領域に
  リクエストデータが滞留され、スレッドが空き次第accept()されます。


「i-FILTER」は、処理が完了したHTTPリクエストに対してレスポンスを返します。

上記の様に、スレッドが不足した場合は、OSのTCP階層までは
HTTPリクエストが送信されますが、バックログにキューイングされるため、
ユーザーはレスポンス遅延を体感します。

また、パケットキャプチャで確認した場合、TCP[ACK]と
「i-FILTER」からのレスポンスまでの間隔が空くことになります。


■バックログについて

バックログキューに格納されたリクエストはTCPセッション状態としては
「ESTABLISHED」となるため、「FAQ.2225」の手順でスレッド数を確認した
場合、設定しているスレッド数を超過します。

バックログキューに格納できるリクエスト数は、管理画面から指定することが
できます。

※「i-FILTER」Ver.10.40 以降では、バックログの設定項目は削除されております。
「スレッド数」増加での対処を検討してください。


 [Ver.9][Ver.8]
 [ システム設定 / システムパラメーター設定 / システム機能設定 ]
  └ [ プロキシサーバー設定 ] > [ バックログ ]

 [Ver.10]
 [ システム / システムパラメーター / 機能設定 ]
  └ [ プロキシサーバー設定 ] > [ バックログ ]

 ※ バックログの制御はOSが行っているため、OSの動作によっては
    指定した値と異なる場合があります。
 
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