対応バージョン: i-FILTER Ver.9.10~ Ver.10
対応OS: すべてのOS
「i-FILTER」では、Ver.9.10R01、及びVer.8.70R01以降のリリースより
「incoming IPアドレスリスト」機能によりクライアントとの
通信にIPv6アドレスを使用することが可能です。
これにより、従来までの
「IPv4/IPv6変換」機能(「i-FILTER」<->Webサーバー間の
IPv6通信機能)を併用することで、「i-FILTER」経由のHTTP通信をIPv6で実施することが
できます。
【設定手順】
(1)クライアントから「i-FILTER」へのIPv6アクセスを設定
クライアント(下位通信) <-> 「i-FILTER」間の設定です。
<設定項目>
[システム / システムパラメーター / システムIPアドレス]
「incoming IPアドレスリスト」にIPv6アドレスを登録します。
※IPv4アドレスからのリクエストも許可する場合は、IPv4アドレスもあわせて登録します(上図参照)
※「i-FILTER」サーバーに設定されているIPv6アドレス(グローバルスコープ)のみ登録可能です
※「i-FILTER」サーバー側にIPv6アドレスのデフォルトゲートウェイ設定が必要です
(2)「i-FILTER」からWebサーバーへのIPv6によるアクセスを設定
「i-FILTER」 <-> Webサーバー(上位通信)間の設定です。
<設定項目>
[システム設定 / システムパラメーター設定 / システム機能設定]
「プロキシ機能パラメーター > プロトコル変換ルール」より
「IPv6を優先(IPv4/IPv6利用)」を選択します。
この設定により、DNSサーバーがIPv6アドレスをレスポンスした場合に、
「i-FILTER」は、IPv6アドレスに対して優先的に通信を実施します。
※DNSサーバーがIPv4アドレスのみレスポンスした場合は、IPv4アドレスへの通信を実施します。
(3)「i-FILTER」サービスを再起動
設定反映のために管理画面もしくは、システムから「i-FILTER」サービスを
再起動します。
(4)動作を確認
ブラウザのプロキシサーバー設定にIPv6アドレスを登録後、IPv6対応サイト、
IPv6アクセスチェックサイト等で動作を確認します。
※InternetExplorerでは、IPアドレス欄を[ ] で括る必要があります