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FAQ_URL:https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=3169
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最終更新日 2018/06/06 |
FAQ_ID:3169 |
Business >
m-FILTER Ver.4/Ver.5
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m-FILTER Ver.4/Ver.5 >
トラブルシューティング
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「m-FILTER」調査時に必要なメールデータの取得方法
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対応バージョン: m-FILTER Ver.4 Ver.5
対応OS: すべてのOS
※ 本FAQ記載の<インストールディレクトリ>はご利用環境によって異なります。
・「m-FILTER」Ver.5 をデフォルトのディレクトリにインストールした場合
【Windows】 C:\Program Files\Digital Arts\m-FILTER Ver.5\
【Linux】/usr/local/mfilter5/
※ 本FAQ記載の<メール保存先ディレクトリ>は、
管理画面[ オプション > メール保存先 ]から確認が可能です。
初期設定:
Ver.4「<インストールディレクトリ>/data/save/」
Ver.5「 <インストールディレクトリ>/tenant/default/data/save/」
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本FAQでは、メールデータによる調査が必要な場合のメールデータの種類と取得手順を説明します。
※ 弊社ではメールデータの取り扱いは厳重に行い、調査以外の目的では使用しません。
■メールデータの種類
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拡張子
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取得先
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説明
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(1)
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sil
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「m-FILTER」
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「m-FILTER」内部に保存されているメールデータフ ァイルです。
メール情報に加えて「m-FILTER」固有の情報が含まれるため
調査に最も適しています。
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(2)
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eml
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「m-FILTER」
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「m-FILTER」管理画面からエクスポートした保存/保留メール
データです。「m-FILTER」固有情報は含まれません。
「sil」の取得が難しい場合や、簡易調査の場合に取得して
ください。
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(3)
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eml
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汎用メーラー
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一般的なメーラーでエクスポートすることが可能なフォーマットの
メールデータです。「m-FILTER」での取得が難しい場合や、
簡易調査の場合に取得してください。
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(4)
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msg
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Outlook
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Microsoft社独自フォーマットのメールデータです。
必要情報が取得できない場合があるため、可能な限り
他のメーラーやMTAでEMLフォーマットで取得してください。
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(5)
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-
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-
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メール通信のパケットをキャプチャすることによる解析も可能です。
「m-FILTER」を経由することでメールデータに問題が
発生した場合などの調査に適しています。
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基本的には、(1)→(4)の優先順位でいずれかひとつのメールデータを取得してください。
((5)パケットキャプチャは、発生した事象に応じて可能な限り取得してください。)
発生状況によっては比較のために複数種類のメールデータが必要になる場合がありますので、
複数取得いただいて問題ございません。
また、メールデータの取得が難しい場合には、以下の様なメール情報をご提供ください。
ただし、情報が不足している場合は改めてメールデータの取得を依頼する場合があります。
「To:」「Cc:」「Bcc:」「Date:」「Subject:」「Message-ID」
■メールデータ取得手順
取得するメールデータの種類に応じて以下を選択してください。
(1)「sil」データの取得方法 |
[1-1] アーカイブオプションがある場合 |
[1-2] アーカイブオプションがない場合 |
(2)「eml」データの取得方法
(「m-FILTER」からエクスポート) |
[2-1] アーカイブオプションがある場合 |
[2-2] アーカイブオプションがない場合 |
(3)「eml」データの取得方法(メーラーからエクスポート) |
(4)「msg」データの取得方法 |
(5)パケットキャプチャの取得方法 |
(1)「sil」データの取得方法
[1-1] アーカイブオプションがある場合(※ 取得するために手順1,2が必要です。)
1. 該当メールを検索
該当メールを特定する条件にて検索を実施します。
▽管理画面
[ メール管理 > メール全文保存 > 保存メール一覧 ]
2. 該当メールを閲覧
検索結果の件名をクリックして詳細画面に移動します。
この際、メールIDを確認します。
3. 「sil」データを取得
OSの下記ディレクトリに出力されたファイルを取得します。
ファイル名「xxxx」の箇所が「2.」で確認したメールIDと一致する
ことを確認してください。
▽ファイルパス
・「m-FILTER」Ver.4まで
[<インストールディレクトリ>/data/save/work/cache/xxxx_zzzzzzzzzz==.sil]
・「m-FILTER」Ver.5
[ <インストールディレクトリ>/tenant/default/data/save/work/cache/xxxx_zzzzzzzzzz==.sil]
※ 直近のメールは、以下のディレクトリ内に保存されている場合があります。
この場合は、ディレクトリ内をメールIDで検索してください。
▽ファイルパス
[<メール保存先ディレクトリ>/tmp/zzzzzzzzzz_00000000_yyyy_mm_dd/]
[1-2] アーカイブオプションがない場合(※ 再現性がある場合のみ実施)
1. 保留ルールを作成
一時的に該当メールを保留するルールを作成します。
他のメールに影響しないよう可能な限り条件を絞ってください。
2. 該当メールを表示
▽管理画面
[ メール管理 > 保留メール > 検索 ]
検索結果の件名をクリックして詳細画面に移動します。
この際、メールIDを確認します。
3. 「sil」データを取得
OSの下記ディレクトリに出力されたファイルを取得します。
ファイル名「xxxx」の箇所が「2.」で確認したメールIDと一致する
ことを確認してください。
▽ファイルパス
・「m-FILTER」Ver.4まで
[<インストールディレクトリ>/data/save/work/cache/xxxx_zzzzzzzzzz==.sil]
・「m-FILTER」Ver.5
[ <インストールディレクトリ>/tenant/default/data/save/work/cache/xxxx_zzzzzzzzzz==.sil]
※ 直近のメールは、以下のディレクトリ内に保存されている場合があります。
この場合は、ディレクトリ内をメールIDで検索してください。
▽ファイルパス
[<メール保存先ディレクトリ>/tmp/zzzzzzzzzz_00000000_yyyy_mm_dd/]
4. 保留メールの送信
手順「2.」の画面から該当メールの送信や削除処理を実施します。
手順「1.」で作成したルールは削除してください。
(2)「eml」データの取得方法(「m-FILTER」からエクスポート)
[2-1] アーカイブオプションがある場合
1. 該当メールを検索
該当メールを特定する条件にて検索を実施します。
▽管理画面
[ メール管理 > メール全文保存 > 保存メール一覧 ]
2. 該当メールを閲覧
検索結果の件名をクリックして詳細画面に移動します。
3. 「eml」データを取得
「エクスポート」ボタンからメールデータを取得します。
[2-2] アーカイブオプションがない場合(※ 再現性がある場合のみ実施)
1. 保留ルールを作成
一時的に該当メールを保留するルールを作成します。
他のメールに影響しないよう可能な限り条件を絞ってください。
2. 該当メールを表示
▽管理画面
[ メール管理 > 保留メール > 検索 ]
検索結果の件名をクリックして詳細画面に移動します。
3. 「eml」データを取得
「エクスポート」ボタンからメールデータを取得します。
4. 保留メールの送信
手順「2.」の画面から該当メールの送信や削除処理を実施します。
手順「1.」で作成したルールは削除してください。
(3)「eml」データの取得方法(メーラーからエクスポート)
多くのメーラーでは、送受信トレイから以下の操作でエクスポートが可能です。
●該当メールを選択後「ファイル > 名前を付けて保存」
●該当メールをドラッグ&ドロップでデスクトップ等にコピー
詳細についてはメーラーの提供元にご確認ください。
(4)「msg」データの取得方法
Outlook から該当メールを選択後「ファイル > 名前を付けて保存」にて
msg形式のメールデータをエクスポートしてください。
(5)パケットキャプチャの取得方法
現象発生時のパケットキャプチャを取得します。
詳細は「FAQ.3166」を確認してください。
また、該当メールを特定するために以下の様なメール情報を取得してください。
「To:」「Cc:」「Bcc:」「Date:」「Subject:」「Message-ID」
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