対応バージョン： m-FILTER Ver.4 Ver.5
対応OS： すべてのOS

通信タイムアウトにより、配送先メールサーバーからの応答を
「m-FILTER」が受信できていない可能性があります。

SMTPアクセスログに「421 Connection Timeout. Message by m-FILTER」が
記録されていることを確認してください。

次に、プロトコルログを確認してください。

▽FAQ：「m-FILTER」プロトコルログの出力フォーマット
https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=3843

protocol_sc.logに下記のように出力されている場合、
ネットワーク不調や遅延が原因である可能性があります。

▽出力例
===QID=575143, DATE=2019/10/05 00:18:58, PID=7420, SERVER=192.168.2.27, SSL=NONE
>>> [2019/10/05 00:18:28] 220 ESMTP example.com ready
<<< [2019/10/05 00:18:28] EHLO daj.co.jp
>>> [2019/10/05 00:18:28] 250 OK
<<< [2019/10/05 00:18:28] MAIL FROM:<hogehoge@daj.co.jp> SIZE=10092366
>>> [2019/10/05 00:18:28] 250 Ok
<<< [2019/10/05 00:18:28] RCPT TO:<hoge@example.com>
>>> [2019/10/05 00:18:28] 250 Ok
<<< [2019/10/05 00:18:28] DATA
>>> [2019/10/05 00:18:28] 354 Enter mail; end with <CRLF>.<CRLF>
>>> [2019/10/05 00:18:58]


通常は配送先メールサーバーからの応答があり、その後「m-FILTER」からQUITが送信されて
SMTP通信が終了します。

<<< [2019/10/05 00:18:28] DATA
>>> [2019/10/05 00:18:28] 354 Enter mail; end with <CRLF>.<CRLF>
>>> [2019/10/05 00:18:28] 250 Queued 10093529 bytes
<<< [2019/10/05 00:18:28] QUIT
>>> [2019/10/05 00:18:28] 221 Bye

しかしながら、問題発生時に下記のように記録されている場合は
「m-FILTER」としては配送先メールサーバーからの応答が無く、タイムアウト値を
迎えたために通信を終了させたと考えることができます。

<<< [2019/10/05 00:18:28] DATA
>>> [2019/10/05 00:18:28] 354 Enter mail; end with <CRLF>.<CRLF>
>>> [2019/10/05 00:18:58]

※上記は[オプション >> SMTPサーバー]の「メール送信設定」でタイムアウトが30秒に
　設定されている場合

このとき、「m-FILTER」は配送処理をリトライします。


■対応方法について
[オプション >> SMTPサーバー]の「メール送信設定」で、タイムアウト値を
大きくすることを検討してください。初期値(推奨値)は300秒です。