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FAQ_URL:https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=5082
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最終更新日 2020/09/22 |
FAQ_ID:5082 |
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i-FILTER_トラブルシューティングガイド
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「i-FILTER」 「i-FILTER」のスレッド数不足による遅延
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「i-FILTER」の処理単位であるスレッドの不足により発生する遅延調査の手順と対策を説明します。
始業と終業時間帯や昼時間など、特定の時間に事象が発生することがあります。
「i-FILTER」は、クライアントからHTTPリクエストがあった場合、ひとつのセッションに対してひとつのスレッドを消費して処理を行います。
そのため、スレッドをすべて消費していた場合、スレッドの空きができるまでの間、クライアントは「i-FILTER」とセッションを作成することができず、遅延の原因となる場合があります。
スレッドと影響について、以下で該当する情報を参照して下さい。
スレッド数の利用状況は、「i-FILTER」Ver.9/Ver.10以降であれば、管理画面から「使用中スレッド数」にて確認が可能です。
※Ver.8はVer.8.7以降から確認可能
Ver.8.5以前で使用しているスレッド数を計測する場合は、OSのnetstat コマンドで確認してください。
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「i-FILTER」サーバ上で、事象の発生時に以下のコマンドを実施します。
# netstat -an > netstat.txt
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出力されたファイルをエディタで開きます。
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「i-FILTER」の待受けポート番号(初期値:15080)が含まれる行を抽出します。
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「3」からさらにステータスが「ESTABLISHED」が含まれる行を抽出します。
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行数が「i-FILTER」で設定されているスレッド数に近い場合、スレッド数の不足が考えられます。
スレッド数の不足が懸念される場合は、以下を参照し、スレッド数の調整を検討して下さい。
また、アクセスログには、クライアントIPアドレスや、認証をご利用の場合はユーザー名等が記録されてます。
アクセスログのフォーマットや確認ポイントなどについては、以下で該当する情報をご参照ください。
アクセスログから、特定のクライアント端末やユーザーが過度にスレッドを消費している状況がないか確認し、必要に応じて対処いただくことでスレッド数の調整が不要となる場合があります。
なお、「Office 365」「Google Apps」といったアプリケーションを利用する場合は多大なセッションを消費するため、「i-FILTER」を経由しないように設定してください。
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