『Microsoft XPS Document Writer』と『Microsoft Print to PDF』は、印刷時に印刷を
行うのではなく、ファイル保存ダイアログを表示してファイル内容を別ファイルとして
保存できます。
FinalCodeによる印刷制限を行っていない場合、印刷時に暗号化されていない状態の
ファイルとしてファイル内容の保存が可能になります。
つまり、元ファイルへの変換許可を行っていないにも関わらず、暗号化ファイルの
作成者の意図に反して元ファイル変換と同等の操作ができる抜け道になります。
このような状況を防ぐため、セキュリティ上の観点から制限を行っております。
この制限は、『プリンター制御機能』を利用した場合でも解除できない仕様です。
具体的には『印刷許可』かつ『プリンター制御オフ』、
もしくは『印刷許可』かつ『プリンター制御オン』で『許可するプリンター設定』に
『Microsoft XPS Document Writer』と『Microsoft Print to PDF』を設定にした場合でも
解除できません。
なお、該当プリンターによる印刷時は以下のメッセージを表示して制限されます。
『FinalCodeで制御しているためファイルを印刷することができません』